医療用ウィッグ・かつらの医療費控除

医療用のウィッグ・かつらってどんなもの?医療用ウィッグ・かつらの特長とは?

 

かつらの用途はさまざまだ。ハゲ隠しに使ってる人もいるだろうし、時代劇俳優やお笑い芸人の方は、仕事柄必要なアイテムだ。女性の場合は、髪の毛にボリュームをもたせるためやファッション目的でウィッグを付けることが多い。こうしてみると、かつらやウィッグの主な用途って、ハゲ隠しやファッション目的にあるような気がするが、ウィッグ・かつらの利用目的は他にもある。

 

医療用ウィッグ・かつらといわれるタイプがそれで、主に抗がん剤の副作用や円形脱毛症、怪我ややけどにより脱毛症が生じた場合に利用されている。今回のテーマはこの医療用ウィッグ・かつら。医療用ウィッグについて知っておきたいポイントの総まとめ!医療用ウィッグの特長から、医療費控除との絡みまで、医療ウィッグ・かつらに関する疑問に答えてみました!

 

医療用のかつら・ウィッグって何?

 

かつらやウィッグといった場合、まずどんなものを思い浮かべますか?時代劇?お笑い?ファッション目的?コスプレ?ハゲ隠し?こんな感じで次々と連想してしまいますが、かつら・ウィッグにはもうひとつ、医療用に使われるものがある。医療用かつら・ウィッグというのは、たとえば抗がん剤を服用していて、薬の副作用で脱毛してる方が使うもの。

 

がん治療を行っている方以外では、円形脱毛症や自己免疫不全による脱毛症、やけどや外傷によって髪の毛を損ねている場合など、疾病や怪我が原因で脱毛した人用に作られている。使い方は普通のかつら・ウィッグと同じだが、機能や品質に関しては、医療用かつらのほうが優れている。

 

というのも、医療用ウィッグ・かつらにはJIS規格があって、経済産業省の制定したこの規格に合格したものだけが、JIS規格適合品と表示できることになっているから。医療用ウィッグ・かつらとして販売する以上、それなりの品質を備えていなければならない。

 

医療用ウィッグ・かつらの規格とは?

 

医療用ウィッグおよびその付属品に対するJIS規格が制定される以前には、医療用ウィッグ・かつらの品質は、販売会社ごとに違っていて、かなりばらつきがあったそうだ。医療用ウィッグというのは実は名称だけで、実際には一般のウィッグとまったく変わりない、こんな製品も中にはあったりして、問題視する声が強かったらしい。

 

こんな状態では駄目だということで制定されたのが、JIS規格。JIS規格では、ウィッグ・かつらの外観、性能、そして試験方法などを厳密に設定したもの。この規定に合格したものだけが、JIS規格適合品として認められる。医療用ウィッグ・かつらを選ぶ際には、JISマークを確認しよう。

 

医療用ウィッグ・かつらの特徴とは?

 

規格に適合した医療用のウィッグ・かつらの場合は、品質や耐久性が保障されている。ベースやネットの部分が頭皮にどの程度の刺激を与えるか、遊離ホルムアルデヒドの含有率、汗に対する耐久性など、たくさんの試験を行った結果、合格したものだけが医療用ウィッグ・かつらとして認定される。

 

使用に際して安心感があることが、医療用ウィッグのいちばんの特長だ。頭に付けた途端に痒くなった、かぶれてしまった、こんな粗雑品は医療用ウィッグと名乗る資格はない。

 

医療用ウィッグのもうひとつの特長は、疾病や怪我の状態、受けている治療内容、服用している薬、脱毛の範囲や状態などに逐一合わせられるということ。たとえば抗がん剤による治療を受けている場合、薬の服用期間や時期によって、脱毛の状態が変わってくる。

 

いったん髪の毛がすべて抜け落ちた後、再び髪が生えてくる、といったサイクルに応じる形で、フルオーダーメイドで作ってもらえる。もちろんレディメイドのものもあるし、そのあたりは普通のウィッグとまったく変わらない。

 

医療用ウィッグ・かつらの値段について

 

医療用ウィッグは品質の面では安心だけど、でもちょっと高そうだ。確かに普通にウィッグに比べると値段はちょっと高め。値段に関しては幅があって、各メーカーやウィッグのタイプ(部分/全)、オーダーメイドかレディメイドかなどによってまったく違ってくる。いずれにしても結構な出費になるので、医療用ウィッグの購入を考えている方は、ある程度予算を立てておかないと難しいだろう。

 

医療用ウィッグ・かつらは医療費控除の対象になる?

 

医療用ウィッグなら付けて安心だが、でも予算的にはちょっと厳しい。医療用なんだから、医療費控除の対象になりそうなものだが、残念なことに基本的には医療費控除の対象には入ってません。医療費控除の対象になるのは、あくまでも治療にかかった経費。ウィッグやかつらは見た目を良くするもの、つまり考え方としては美容整形と同じ扱いになってしまう。

 

ウィッグやかつらを付けることで、生活の質は向上されるが、脱毛症自体が改善されるわけじゃない。だからたとえ医療用だとしても、ウィッグやかつらは医療費控除の対象ではない、というのが税務署のスタンスだ。

 

ただしこれには例外もあるようで、主治医の治療方針としてウィッグを着用している旨を申出たところ、控除が認められたという人もいるようだ。これはでも稀なケースなので、実際に控除されるかどうかは、税務署次第。気になる方は管轄の税務署にあらかじめ問い合わせてみるようにしよう。

 

保険や補助金制度もあり?

 

医療費控除が受けられないのは残念だが、保険の内容次第では加入している保険会社から保険金が下りる場合もある。がん保健がその例で、がん保険は治療以外にも医療用ウィッグ・かつらに対して適用になることがある。もうひとつは地方自治体の補助金制度。医療用ウィッグやかつらに対して補助金が出る自治体があるなんて、そんなところに住んでいる人がうらやましい。

 

ちょっと調べてみたところ、結構いろんな市町村で補助金制度を設けていることが分かりました。秋田県能代市や潟上市。がん治療を受けている方に対する補助具の補助としてかつらが挙げられてます。他にも岩手県や佐賀県、山形県など、がん治療に対する補助金の一環として、ウィッグ・かつらに対する補助金が制定されてます!気になる方はお住まいの市町村でもやってないかどうか、確認してみよう!

 


がん治療を受けている方やその家族のために、補正具の購入費を補助します。
<対象者>
  補正具の購入日において、市内に住所のあるがん治療を受けている方
  またはその家族

 

がん治療を受けている方の補正具購入費を補助します|秋田県能代市の公式Webサイト

 

 

がんの治療により脱毛がみられた方に対し、精神的・経済的負担の軽減や、早期の社会復帰を促すため、医療用ウィッグ(かつら)の購入費用の一部を助成します。助成にあたり、申請書類等の提出が必要です。

 

医療用ウィッグ(かつら)の費用の一部を助成します - 潟上市

 

医療用のウィッグ・かつらまとめ

まとめ

 

医療用ウィッグはとにかく高いという印象がある。レディメイドのものでも数万円以上、オーダーメイドになると30万円以上は当たり前という世界。JIS規格が制定されてからは、粗雑な製品は医療用ウィッグ業界が駆逐されたようだ。予算さえなんとかなれば、品質重視のウィッグを求めている人に最適かもしれない。

 

せめて医療費控除でも受けられたら、まだ出費を抑えられるかも知れないけどね、でも残念ながらウィッグの購入は、医療費控除の対象外。ウィッグの着用は治療の一環とはいえない、というのがその理由だ。

 

でも抗がん剤の影響で脱毛し、ウィッグを付けてる人と、ただのファッションでウィッグを付けてる人では、置かれている状況がまったく違うよね。ということで、がん治療中の方の負担を少しでも軽減できるように制定されてるのが、がん治療患者医療用ウィッグ購入費助成金制度。この制度の導入は、今後どんどん拡大していきそうだ。

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